東京歯科大学の推薦数学は、
何が出ますか
こんにちは、島田です。よく出る分野、問題形式、難易度の順にお話しします。
結論から言うと、大切なのは、教科書レベルの問題を早く正確に解く力です。
難しい問題集を何冊もこなす必要はありません。
大学が公開している2025年度の問題と、私の塾で8年間把握してきた出題傾向をもとにお話しします。動画でも話しています。
まず、範囲は要項で確かめる
2027年度の入学試験要項では、推薦の小テストの範囲は、一般選抜Ⅰ期に準ずるとされています。
数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Aの「図形の性質」「場合の数と確率」、数学Bの「数列」、数学Cの「ベクトル」です。数学Ⅲは入っていません。
試験日は2026年11月22日(日)、出願は11月4日(水)から12日(木)までです。
繰り返し出ている5つの分野
| 分野 | よく出ている問題 |
|---|---|
| 図形と計量 | 正弦定理・余弦定理で、辺の長さや面積を求める |
| 場合の数と確率 | 繰り返し出ている分野です |
| 微分と積分 | 接線を求める。定積分の計算。面積の計算 |
| 数列 | 等差数列・等比数列の一般項と和。階差数列も過去に出題 |
| 平面ベクトル | 内積。2つのベクトルのなす角 |
必ずではないけれど、よく出る4つの分野
図形と方程式、二次関数、三角関数、指数対数です。
2025年度の公開問題にも、二次関数の最小値、円の方程式、三角方程式、指数方程式が載っています。先ほどの5分野だけに絞らないようにしてください。
基本の計算も、見落とさない
2025年度は、大問1が因数分解でした。こうした問題を確実に取っていくことも大切です。
優先度は低いけれど、捨てるほどではない分野
図形の性質と空間ベクトルは、ほかの分野と比べると出題は少なめです。
ただし、少ないことと、今後も必ず出ないことは別の話です。勉強時間を配分するときの目安と考えてください。
整数の性質も出題は少なめです。動画ではこの仲間として挙げましたが、2027年度の要項の数学Aの範囲には書かれていません。時間をかけるとしても、いちばん最後で構いません。
問題形式は、50分で小問20問
試験時間は50分。大問が10題あり、どの大問にも小問が2つあります。全部で20問です。
解答欄に、計算して求めた答えを書き込みます。選択肢から選ぶ形式ではありません。
証明問題は出ず、途中の説明を長く書く形式でもありません。
ですから、答案を長く書く練習より、答えまで正確に素早く計算する練習を優先してください。
難易度は、教科書の基本例題・応用例題ぐらい
ほとんどが、高校の教科書に出てくる基本例題や応用例題ぐらいの難易度です。
教科書で習う公式と典型問題の解き方を、短い時間で使える状態にすることが大切です。
「読めばわかる」と「解ける」は違う
解説を読んだらわかる、というのと、試験中にゼロから自分で答えまで行き着ける、というのは、全然違う状態です。
ベクトルが直交すると書かれていたら、内積がゼロの式をすぐ立てられるか。
二次関数の最小値と書かれていたら、すぐ平方完成できるか。
こういう最初の一手が迷わず出る状態を、まず目指してください。
時間配分と練習のしかた
大問1題に使える時間は、平均5分。小問1つあたり約2分30秒です。
因数分解のような短い計算で時間を節約して、図形や面積に多めに割り振ります。
練習では、大問1題5分を目安に解いてみてください。
時間内に解けなかったら、原因を確かめます。公式を思い出すのに時間がかかったのか、計算が長引いたのか、計算ミスでやり直したのか。原因によって、必要な練習は変わります。
同じ形で練習したい方へ(予想問題3回分)
公開されている問題を解き終えたあと、同じ形で時間を計って練習できるように、予想問題を3回分作りました。
| 問題 | 3回分。各回50分、大問10題、小問20問、解答欄つき |
|---|---|
| 解説 | 答えと解説のPDF(問題とあわせて全7ページ)と、詳しい解説ページ(最初の一手、解き方、図、ミスしやすいところ) |
| 価格 | 3,000円(税込) |
| 購入 | note の有料記事。決済が終わると、すぐにPDFをダウンロードできます |
過去問の数字を替えた問題ではなく、形式とレベルをそろえて塾で作った問題です。大学の公式問題ではありません。
当てるための問題集でもなく、実際の入試に出ることや合格を約束するものでもありません。50分で20問を解き切る練習のためのものです。
第1回は3回の中でいちばん重く、50分で解き切れないことがあります。時間の目安は塾の見立てで、実測ではありません。
デジタル教材のため、購入後の返品はお受けできません。特定商取引法に基づく表記
出典: 東京歯科大学 2027年度 入学試験要項(2026年10月31日に大学のサイトで確認)。出願の前に、必ず最新の要項でご確認ください。
最後に
出題分野を優先して、教科書レベルの問題を早く正確に解く。
次回は、残り3週間で何をどの順番で勉強するかをお話しします。
塾長 島田